精子凍結のアルゴリズム
精子の採取方法
採精
思春期以降の方では、病院の採精室またはご自宅で、マスターベーションによって専用のカップに精液を採取していただきます。勃起障害や射精障害の方は、電気刺激など特殊な刺激を必要とする場合もあります
精巣精子採取術
精巣精子採取術Testicular sperm extraction; TESE)
精液を射出できない場合や、採取された精液の中に精子がいなかった場合に、精巣内から精子を探す方法です。
Conventional TESE(精巣精子採取術)
陰嚢の皮膚を1cm程度切開して、この部分から精巣組織を採取します。この方法は精子形成は保たれているものの精子の通り道が閉塞している場合や射精できない場合などに行います。
MD-TESE(顕微鏡下精巣精子採取術)
精子形成能が低下した人の精巣内では一部に精子がつくられている場所がある場合もあります。 顕微鏡を使ってこのような場所を探して、精子を見つけ出す手術です。
もともと無精子症ではなかった方の場合では、化学療法(抗がん剤治療)を受けた回数や、受けた年齢や時期、骨髄移植の有無によって精子を採取できる確率が変わります